す、酸っぱい！でも旨い！

酸っぱ系の自然派ワインが好きな方は見逃せません。
いずれもリンゴ酢や葡萄酢のような甘酸っぱい果実味爆弾。
(画像は試飲時のヴィンテージ)

頬が引き締まるような甘酸っぱさは魅力的ですが、
最初の一杯は舐めるように味わってください。

私も一口目はムセます(誤嚥に注意。。)

しかし強めの酸味とバランスが取れるくらいの
溢れる果実味とスムーズな飲み心地もあり、
南仏ワインと思えないほどチャーミングです。

抜栓直後はヴァン・ナチュール特有の還元香を感じますが
圧倒的にジューシーなので個人的には気になりません。

栽培は無農薬、醸造は天然酵母、無濾過、無清澄にて行われており、
芳醇な果実味は自然派ワインのお手本といえるでしょう。

各キュヴェはミヤの故郷、ルーマニアの言葉で名付けられました。
全て王冠栓ですがスパークリングワインではありません。
(少し舌触りがピチピチしていることがあります)

※ご注文時、プルダウンメニューで種類をお選びください。

〜チューラン CIulin(白)〜
ルーマニア語で『アザミの花』。テレが植えてある畑に、
綺麗なアザミの花が咲いている事からこのキュヴェ名に。
Hazyイエローの色調。リンゴや梨、アプリコットの爽やかなアロマ。
白ワイン 品種テレグリ テレブラン 50％全房醗酵。3日間の醸し後,8か月間熟成。　

〜アミクス Amics (オレンジ)〜
鮮やかなオレンジ色。金柑やオレンジピールなどの果実味。
紅茶、シナモン、白コショウなどのスパイス感。
綺麗な酸と旨味が全体に広がり、爽快感のある余韻が続きます。
近所の友人Marotteの葡萄も使うため「アミクス＝友達」という名に。
ラベルはトムが作成。幸せな人、太陽光とブドウ畑の揺れる動きをイメージ。
オレンジワイン 品種 テレブラン、テレグリ、ユニブラン

〜アールク　Arc〜
弓という意味で、サンソーが収穫される３つの区画を
上からみると弓のような形である事から名付けられました。
濁りのあるルビーレッド。ハイビスカス、カシス、巨峰など自然な甘み。
タンニンは軽やかな飲み心地。美しい酸と生き生きしたエネルギーが溢れ
イチゴを丸ごとすり潰したかのような果実味。
赤ワイン　品種サンソー100%

〜カティフィア　CATiFEA 〜
Hazyな赤紫色はボトルにも色調が沈着するほど濃厚。
ブルーベリー、カシス、プルーンなど凝縮感ある果実味。
フルボディながら自然な甘みや旨味が感じられます。
シナモンなど緻密なスパイス感と、甘みと酸のバランスが良く引き締まった味わい。
ラベルは糖をアルコールにする酵母菌をイメージ。
赤ワイン　品種カリニャン
全房、除梗、破砕した葡萄を1/3ずつ使用。15日間の醸し発酵後,10か月熟成。

〜トゥッティフルッティ Tutti Frutti〜
濁りのあるチェリーレッド。ブラックチェリー、グレナデンなど
爽やかな赤い果実味。
タンニン、酸、完熟リンゴのような爽やかな甘酸っぱさ。
栽培品種の全てをブレンドしています。収穫前に全区画をトムとミア2人で歩き
丁寧に成熟を確認しながら収穫。ラベルは「やんちゃ」を象徴するアフリカの彫刻をイメージ。

赤ワイン　品種カリニャン、サンソー、アラモン、テレグリ、テレブラン、
ムールヴェードル、シャルドネ、モラステル、アリカンテ、グランノワールドラカルメット
1週間の全房発酵後、6か月間の樽熟成。


以上、全てお届け後は15℃以下の保管をお願いします。
酸味が強いので抜栓後も1〜2週間はキープできます。




★生産者について★
フランス ラングドック地方 〜ラブシュルドゥ・ジュニ・デ・フルール〜
名はジャン・コクトーの「L'absurde Genie des Fleurs」
=花は理屈なき素晴らしさ、才能という詩の一節を引用。
花のように香るワインを醸す思いを込めました。

オーナーのトムはトン・ド・スリーズの生産者ブリュフールと出会い
刺激を受け、同じベダリューの地に根を下ろす事を決意。

パートナーのミヤはルーマニア生まれでお爺ちゃんがワイン生産者。
18歳でパリに移りながらも自然な生活に憧れ、
2016年わずか2000本の生産量ながら夢を叶えました。

小さな２haの畑は2つの地域に点在し、1つは急斜面で機械が入らない場所。
標高約400メートルの涼しい気候と乾燥風によって
南仏でありながら酸の利いた清涼感ある味わいを備えます。

除草剤や殺虫剤、化学肥料を使用せず、天然酵母での発酵,
SO2無添加など人為的な介入を避けた古来の方法で醸造を行っています。


France Languedoc
L'Absurede Genie des Fleurs