スペイン　リオハ地方
●リオハ・アルタ・グランレゼルバ904　2005年

1890年から品質を守る最上の生産者の一つで、
モダン・リオハが多くなった現在も、昔ながらの大樽で寝かせる伝統を守ります。
（地区名を冠している事からもプライドが感じられます）

本作グランレセルヴァは4年の大樽熟成後、瓶熟成されます。
2005年は最高のヴィンテージとなり
ワイン・エンスージアスト誌では世界トップ100で第1位、
ワイン・アドヴォケイト誌では96点を獲得、
4万円近くで流通する同社の「890」より上の評価です。

ガーネットの色合い。 ブラックチェリー、樽由来のヴァニラ香、
ココナッツ、キノコ、イチジクの熟成香。

かつて流行した濃厚さで押すタイプではなく伝統的スタイルのミディアムボディ。
キリッとした柔らかな渋みとフレーバーが調和したスペインの銘酒。

赤ワイン　品種 テンプラニーリョ90％、グラシアーノ10％
ミディアムボディ　750mL アメリカンオーク樽4年熟成

　〜余談〜
リオハは1063年に栽培記録が残されているほど歴史ある銘醸地。
かつて修道院での食料配給では1日3食全てワインを提供する事も定められ、
修道士たちはワイン生産の担い手だったようです。

1635年にはリオハのワインセラー近くを荷馬車が通ることは禁じられました。
(日本は江戸時代で鎖国が始まった年)

San Millán de la Cogollaにあるユソとスソという2つの修道院は
Monasterios de San Millán de Yuso y de Susoとして
1997年に世界遺産に認定されました。


La Rioja Alta
Rioja Tinto Gran Reserva 904　2005