ナポレオンも愛したシャンベルタンを擁する村。

フランス　ブルゴーニュ地方　
●ルシアン・ギヤール・ジュヴレ・シャンベルタン

元々、ジュヴレ村と呼ばれていた地域。

13世紀にベース修道院が管理する畑「クロ・ド・ベーズ」から造られる
ワインが有名になり、この名声を聞いたベルタンという農夫が、
その隣の畑から素晴らしいワインを造ることに成功しました。

その畑を「ベルタンの畑」という意味の
「シャン・ド・ベルタン」と呼ぶようになったのが、
「シャンベルタン」という名の始まりです。

18世紀の英雄ナポレオンはこのワインを溺愛し、その名声は不動のものとなりました。
ナポレオンはロシア遠征にまでシャンベルタンを運ばせた逸話も残っているほど。

1848年ジュヴレ村の村長が評判を高めるため、シャンベルタンの名を付け、
「ジュヴレ・シャンベルタン村」という現在の名称が誕生しました。

この時９つあるシャンベルタン村の特級畑にも
シャンベルタンの名が付けられました。

生産者はギヤールの先代でしょうか。現存量は少なく入荷は僅かです。
高騰してますが最終在庫を独占入荷できました。

約半世紀の時を超えた1977年を抜栓すると
色合いは熟成を物語る美しく淡いガーネット色。

アロマはダージリン紅茶、小梅など熟成した
ピノにしか現れない色っぽい香り。
若いブルゴーニュワインとは一線を画します。

熟成により洗練されたタンニンとバランスのとれた酸があり、
口当たりの滑らかさは長期熟成の賜物ですね。
素直に美味しいと思えるワインでした。

コルクの状態は良好で抜きやすく、
おそらく20年前ぐらいにリコルクされてそう。
(安価なリコルクものに散見される不自然な若さはありません)

1977のブルゴーニュは、入荷時にしっかり選別すると印象は良いです。
どの個体も液面は高めですが、ヴィンテージワインですから
個体差などはご了承ください。

赤ワイン 品種ピノ・ノワール100％
容量750mL 飲み頃温度16〜18℃　航空便輸送、定温保管


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