〜イタリアワイン最高峰の1つ〜

醸造家、ワイン農家であると同時に偉大な文化人でもあった
クレメント・サンティはブルネッロの父ともいわれ、
ワインは1856年のロンドン万博、1867年のパリ万博で賞を受け、
イタリア本国でも1865年度優秀赤ワイン (ブルネッロ) に選ばれました。

5代目の現当主、フランコ・ビオンディ・サンティは長期熟成ワインに
広大なぶどう園は不要だという信念を貫き、伝統を尊重しながらも、
香りと味わいを保つため温度管理した環境で発酵を行うという
現代的な品質向上の努力は怠りません。
様々な試みにより、1980年にブルネッロ・ワインはDOCG認定を受けました。

今でもブルネッロの畑は25haと拡大路線は取らず、
自社畑「テヌータ・グレッポ」にて剪定、枝の誘引、摘果などの手入れをします。

優良な収穫年にはブルネッロ・リゼルヴァ、
若樹の葡萄で造られたブルネッロ・アンナータの2種類が造られます。

最大の魅力である酸とタンニンを理想的なバランスに保ち、
繊細さを維持する為、かたくなに大樽熟成にこだわっています。

19世紀でさえも優良年のビオンディサンティは、
頂くことができるといわれる長命さが自慢。

1958年は優秀年しか生産されないリゼルヴァがリリースされました。

所有する約20haの中の一番古い畑「イル グレッポ」より、樹齢25年以上の葡萄だけを使用し
良年のみに造られているものです。(36ヶ月の樽貯蔵による熟成)

通常の生産者においては「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」と
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ」の価格差は少ないですが、
サンティは前者と後者で、２倍以上の差があります。(生産量も極めて少ない)
疑い無く後者はイタリアワインの頂点に君臨する作品の１つといえるでしょう。


瞬く間に入手困難となった1958年産をイタリアから特別にお分けいただきました。
普遍的とさえいえるブルネッロの歴史そのものをお楽しみください。

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「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」はサンジョベーゼの土着分岐種である
ブルネッロ100％で造られるワインですが、「ブルネッロ」とは「小さな茶色いやつ」の意。

この名付け親がフェルッチオ・ビオンディ・サンティ氏であり、
同家がブルネッロという品種を発見し、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」という
ワインを生み出したおかげで、1880年代まで貧しかったモンタルチーノの町は、潤うようになりました。

1966年にDOCの称号を獲得しましたが、その後1970年代に入るとアメリカの輸入業者などが
ブルネッロの畑を購入し始め、ワイン界はブルネッロブームに沸くこととなりました。

そして1975年には全体で80万本ほどの生産量だった
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、1979年には150万本、
2005年には600万本以上の生産量を上げるまでになりました。

2011年には、イタリア統一150周年を祝うに相応しいワインとして
ビオンディ・サンティの「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ1964年」が
イタリア国内のソムリエ達によって選ばれ、ジョルジョ・ナポリターノ大統領から
ビオンディ・サンティにメダルが贈られました。

赤ワイン　750mL　蔵出し　イタリアから航空便輸入

※画像は2本写っていますが、お届けするのは1本です。


〜ヴィンテージワインについて必ずご理解ください〜
https://www.yoshidawines.com/page/10