富山県南砺市（旧 平村）三笑楽酒造

世界遺産の合掌集落で名高い山村に富山が誇る名蔵。
袋吊り大吟醸は後継者の山崎英裕氏が 最高峰を目指した作品です。

●三笑楽　袋吊り大吟醸　

酒造りの最後の行程には「搾り」があります。
酒米のアルコール発酵後にお粥状のトロリとした「もろみ」を、
液体（酒）と固体（酒かす）に分離する作業です。

「搾り」の方法は、主に３種類。
・「連続式圧搾機」　　機械搾り。
・「酒槽（さかふね）」　昔ながらの木の槽で出来た圧搾機で搾る。
・「袋吊り」　袋に詰め、紐で縛って吊るし、重力のみで酒の雫を集める。

機械プレスだと香りが逃げてしまう大吟醸酒を 袋に吊るし、
雫のみを集めた贅沢な酒は マスクメロンを想わせる素晴らしい香りを放っています。
手間をかけ醸造し、時をかけ熟成されました…。

「もろみ」を搾る際、袋吊りは無理な圧力が加えられないため、
ナチュラルな果実香が残ります。

主に出品酒用に醸造され、さらに氷温でしっかり熟成させます。
通常の大吟より手間を要しますが、それに見合った素晴らしい味わい。

しずく酒は少量しか採れないため、毎年生産量は僅か。
特に夏以降の秋あがりした状態がベストでしょう。

最高の贅沢をお愉しみ下さい。

原料米：山田錦100％　精米歩合40％ 日本酒度 +5　酸度 1.4
アルコール度数：17〜18度 　　サイズ：720mL


※写真は箱に金沢酵母のステッカーが貼ってありますが
熊本酵母の場合もあります。