旨い！クィルターズ・プルーデンス・ピノ2019年　自然派ワイン

色は赤ワインですが白ぶどうを50％使う自由な発想のワイン！

ノンフィルター、酵母無添加、SO2は超微量のみなので
実店舗ではフランスのビオワイン派にも好評です。

カリフォルニアにも、このような作品があることに驚きました。


モントレー　チュルアー地区
●ビオロジック・ルスセラーズ・クィルターズ・プルーデンス・ピノ2019年

ポルトガル本土とマデイラ島で何世代もワインを醸してきた
テシェイラ家のデヴィッドが2010年にカリフォルニアにて始めたワイナリー。

2005年にUCバークレー校で哲学を専攻後、様々なメーカーで学びました。

自然の雨水を利用する有機乾燥農法ですが、全認可までは取得していないため
「サステナブル農法」の表記です。破砕時にSO2を使うことはありません。

プルーデンスは英語で思慮深さ、慎重さの意。

哲学的で難解なワインと思いきや、ブルーベリー、チェリー。アセロラなどの
心地よい酸を伴う素直でジュージーな美味しさ。


初日は閉じてますが、２日目からが
天然酵母系のナチュラルな味わいの真価が発揮されます。

バックラベルにferal の記載を発見。
葡萄に付着している天然酵母ならwild yeast ですが
本作は発酵時にタンクを開放しており、天然酵母だけでなく、
ワイナリーに生息している蔵付き酵母も自然に混ざりあいます。

それで棲み着いているニュアンスの「feral」を使用しているとの事。
酵母はワイナリーに棲み着いている株の方が、
葡萄に付着している株より強いと感じているそうです。
（日本酒でも滋賀の不老泉のような蔵付き酵母の酒がありますね）


1つのブドウ科(ピノ種)から生まれるワインを
ミックスという自由な発想から生まれ、全体的なバランスを取るために、
あえて同品種群の黒・白ブドウを使いました。

ベースのピノ・ノワールは早めの収穫、全房発酵で香ばしく
ピノ・グリとブランは少し熟した状態で収穫され、約２週間果皮ごと発酵。

赤ワインですが、ロゼっぽさや白っぽさも内包しています。
少し冷やして12〜13度ぐらいでどうぞ。

750mL　やや辛口　ミディアムボディ
品種ピノノワール50、ピノグリ30、ピノブラン20％（混醸）

Quilters Prudence

定温輸入品（リーファーコンテナ）