ビンガー・シュヴァルツェンベルク リースリング アイスワイン 1989年

稀少な30年熟成のアイスワインが入荷しました！
再入荷はありませんのでお見逃しなく。。。

※化粧箱が必要な場合、必ず木箱をご指定下さい。
(木箱以外だと隙間が大きく見えます。ハーフサイズのため)


ドイツ　ラインヘッセン
ヴァイングート・ヒルデガルディスホフ
●ビンガー・シュヴァルツェンベルク リースリング アイスワイン 1989年

日本では知る人ぞ知る作品。希少性が高くあまり流通していません。
凍った完熟葡萄から造られるアイスワインはワイン好きでなくとも
一度は耳にした事があるのでは？歴史は200年以上も遡り、
1794年にドイツのフランコニアで世界初のアイスワインが誕生。
その年は予想もしない霜に襲われ、熟した葡萄がそのまま放置されたため、
凍ってしまい処分することになりました。

貧しい農民たちは、捨てるはずの葡萄で僅かなワインを造ったところ、
とても甘みの強い、芳醇なものに・・・
この奇跡的な偶然から生まれたのがアイスワインの始まりといわれてます。

11〜1月まで摘み取りを遅らせ、葡萄が氷結した時点で素早く摘み取り搾汁、
（水分は凍っても糖や固体成分は凍らない）この濃縮された甘い雫を発酵させます。

氷結しないで腐敗する時もありリスクが大きく、1982年以降はベーレンアウスレーゼ以上の
エクスレ度（エキスの濃さ・高数値ほど高糖度）を有することが条件。
危険を冒してもアイスワインに賭けるのは、生産者にとって特別な存在だからでしょう。

一般的に貴腐ワインほど糖度は上がらず、ベーレンアウスレーゼ（BA）や
トロッケンベーレンアウスレーゼ（TBA）などの蜂蜜的な甘さとは異なります。
（外見の濃醇な印象ほどコッテリ感じないのは酸があるから）

ぶどう1房からスプーン約1杯分というアイスワイン。
気温マイナス10度前後の過酷な条件で収穫する大自然の賜物…

しかし、30年以上の熟成品は滅多にお目にかかれません。
ヨーロッパのワイン商から定温コンテナにて大事に輸送されました。

1989年ヴィンテージは魅惑的な琥珀のカラーを帯び始め、
オレンジ、キャラメル、シェリなどの官能的な香りを帯びた深遠なアイスワイン。
舌触りはトロリとネクターを想わせ、グラスに流れる「脚」も長い。。。
それでいて透明感のある酸も心地よく、気付いたらボトルが空きそう。

食前酒として、または食後酒としてダーク系の
苦味の効いたハイカカオチョコと合わせてみてください。

白ワイン　品種:リースリング　甘口　容量: 375mL(ハーフサイズ)
アルコール度数: 8.5％　飲用適温10-12℃