シャトー・ラグランジュ 1984年

シャトー・ラグランジュ 1984年
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商品詳細

ボルドー・サンジュリアン格付け第3級
●シャトー・ラグランジュ

1983年12月15日、サントリーがシャトーの経営を引き継ぎ、
かつて広大を誇った敷地を、品質重視のため
最盛期の300haから157haと半分に減らしました。
(醸造設備は旧式、従業員は13人と限界だったそうです)

ボルドー大学でワイン醸造研究所長を務め、シャトーマルゴーを再生した
エミール・ペイノー博士に協力を要請し、同じ門下の鈴田健二氏が参加、
畑から醸造、貯蔵、城館や庭園まで改善され今日の名声を築き上げました。

個人主義の強いフランスで日本的な姿勢を地元に理解してもらえたのは、
鈴田さんが地元へ溶け込む努力を続けた事が
大きな功績の一つとして挙げられます。

当初は日本人が買収したという事で反感もあったそうですが、
現在ではサンジュリアンの中でも尊敬を集める
格付け第3級に相応しいシャトーとなりました。

1984年は恵まれた年ではありませんが、
サントリーが買い取った翌年ということで
希少なヴィンテージといえるでしょう。

信頼の置けるサプライヤーからOWCで買い付け、液面もイントゥネックと
高め(極めて蔵出しに近く、エチケットも良好)
ただ25年以上の、古酒なので個体差がある可能性だけはご了承ください。

赤ワイン 品種カベルネソーヴィニヨン、メルロー
750mL 定温輸入品 

〜ヴィンテージワインに対してご理解お願いします〜
https://www.yoshidawines.com/page/10


〜余談〜
仏紙で「禅の国から来た物静かな紳士」と紹介された
鈴田健二氏は2009年、享年65歳にて旅立たれました。

また1984年の初年度より支えたレイモン氏は2010年で引退されたそうです。
送別会ではメドックから90名に及ぶシャトー関係者が集まり
醸造棟に彼の名を彫ったプレートを設置する除幕式を
デュカス前社長が行いました。
感極まって涙する氏を皆が拍手で包みこむ式典だったそうです。
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