旨い!シルバーオーク1996年

旨い!シルバーオーク1996年

販売価格: 23,800(税別)

(税込: 26,180)

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商品詳細

この価格帯でプレミアムワインをお探しでしたら
フランス産より迷わず「シルバーオーク」を推薦します。

21世紀以降、フランスワインだけを崇拝しているお客様は激減しました。
パリ対決の事は愛好家以外の方にも知っていただきたいです。
(詳細はページ下部にて)


アメリカ カリフォルニア州 ソノマ地区 アレキサンダーヴァレー
●シルバー・オーク

1972年、レイ・ダンカン氏とワインメーカーのジャスティン・メイヤー氏によって設立。
ミスター・カベルネと呼ばれるメイヤー氏の「Life is a Cabernet」という言葉は有名で
人生をカベルネに捧げるほどの熱い情熱を持ってワインと対峙します。

ただ2種類の「ナパ・カベルネ」「ソノマ・アレキサンダーヴァレー・カベルネ」を
創造する巨匠は日本でもワイナート31号にてカリフォルニア・カベルネ
40本中の第1位に選ばれました。

アレキサンダー・ヴァレーは樽熟成25ヶ月+瓶熟成15ヶ月、
計40ヶ月の熟成期間を経て蔵出しという
現代ワインビジネスでは考えられない良心的な造り。

リッジ・ヴィンヤーズなどと同様に、若いうちは頑固なまでのタンニンで
飲むものを寄せ付けない雰囲気がある作品ですが、
熟すと滑らかなタンニンと熟成したカベルネだけが有する
熟れた果実味の喜びを享受できる官能的でリッチな味わいとなります。

長期熟成向きなのは専門誌でも証明済みで、
例えば、1976年産がワインスペクテーターにて
高得点を「2011年に」記録しました。35年の歳月です。

オーパスワンのように生産量が膨大でしたら古酒も簡単に見つかりますが、
シルヴァーオークを紹介できる事は私にとって誇らしい事です。

一期一会の出逢いといえるでしょう。

この地区のワインが長期熟成に耐えるのはパリ対決でも証明済み。

定温輸入、定温定湿保管 
赤ワイン:750ml 品種:カベルネソーヴィニョン

※電話注文や店頭で在庫が動く事があります。完売の際はご容赦下さいませ。


参考までに、カリフォルニアとフランスのワイン対決についてご一読ください。

〜パリ対決(パリスの審判)〜
1976年パリでワインショップを営んでいたステファン・スパリエ(アカデミー・デュ・ヴァン創始者)は
ナパヴァレーを旅して、いずれも高い品質である事に感動し、銘柄名を隠して試飲会を企画。

カリフォルニアからCabernet Sauvignon6種とChardonnay6種、
ボルドーから赤ワイン4種、ブルゴーニュから白ワイン4種を選び
フランスの9人の審査員(ワインのプロばかり。評論家、ソムリエ、
三つ星レストランなど)が選び得点を与えたところ
1位は赤Stags Leap Wine Cellars、白はChateau Montelenaと
いずれもカリフォルニアの名門でした。

フランス人審判たちは、1位が米国産とは思っておらず
まだ若かったからカリフォルニアが飲みやすかったのだと反発し、
1986年にスパリエは2度めの品評会を催します。

リターンマッチ”と称された第二回パリ・テイスティングは前回同様、
審査員はフランス人ばかり。ところが1986年リターンマッチの結果(赤)は

一位:クロ・デュ・ヴァル1972(米)
二位:リッジ・モンテベッロ1971(米)
三位:シャトー・モンローズ1970(仏)
四位:レオヴィル・ラスカーズ1971(仏)
五位:ムートン・ロ-トシルト1970(仏)

ボルドー産は熟成にこそ真価があると意気込んでいたフランス陣営でしたが
自尊心の強いフランス人も返す言葉がありません。

2006年には欧米の評論家を集め、3度目の対決が行われます。
今度はワイン評論家が中心でした。結果は1〜5位までをアメリカが独占。
最後は有無をも言わせぬ完勝でした。

〜2006年の結果〜
一位 : リッジ・モンテベッロ1971
二位 : スタッグス・リープ・ワインセラーズ1973
三位 : マヤカマス 1971、ハイツ・マーサズ・ヴィンヤード 1970(同点)
五位 : クロ・デュ・ヴァル
六位 : シャトー・ムートン・ロートシルト 1970
七位 : シャトー・モンローズ 1970
八位 : シャトー・オーブリオン 1970
九位 : シャトー・レオヴィル・ラスカーズ  1971
十位 : フリーマーク・アビィ 1973

この対決が全てとは思いませんが、カベルネソーヴィニョンの熟成能力でも
フランスの一級品に負けていない事を証明したのではないでしょうか。
(しかし。。ナパの古酒は入手困難なのが残念。見つけたら即買いです)

この試飲会はパリ・テイスティングあるいはパリスの審判として
世界中に報道され、地球上のワイナリーを勇気付けました。
「ボトル・ドリーム」という映画にもなっています。
DVDもあるのでワインファンは必見ですね。

※誤解のないように申し上げますが、私はフランスワインも大好きです。
歴史、テロワール、生産者の情熱、多様性は群を抜いているでしょう。

しかしイタリア、スペイン、ドイツなどを含む欧州だけでなく
オレゴン、ワシントンなどを含むアメリカやオーストラリア、
ニュージーランド、チリ、南アフリカなどでも尊敬すべき作品が
ある事実を知っていただきたく願います。

各国での歴史は充分ありますし、もう決してニューワールドではありません。

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