シャトー・ディケム750ml 1973年

フランス　フランス ボルドー地方
プルミエ・グランクリュ・クラッセ　

●シャトー・ディケム1973年
言わずと知れたソーテルヌの最高峰です。

世界三大貴腐ワインの中でも最高峰といわれるソーテルヌの中心に位置し、
第一級シャトーに囲まれた畑を見下ろす丘に広がる。

アレクサンドル・ド・リュル・サリュース伯爵は1968年に叔父から
シャトーを引き継いだ。1997年にモエ＝ヘネシーに売却されたが、
伯爵の異議により成立せず、現在も彼が管理人である。

近隣の畑に比べ優れている理由は独自の微気候を伴う完璧な立地条件、
97kmにも及ぶパイプを用いた精巧な排水システム、
経済的損失を考慮せず、狂信的とも言える執念。。。

１本の木からグラス１杯しかつくらないと語られ多くの場合、
6〜8週間滞在し、最低でも4回は畑をまわる150人ものグループによって、
ブドウが完璧に成熟するのを待ち一粒一粒摘まれる。

飲み頃になるには15年以上が必要であり、偉大な年は50年以上経っても、
驚くほど新鮮で生き生きとしている。

ワインは新樽の中で3年以上かけて熟成され、全収穫量の20％が蒸発により失われる。伯爵が瓶詰めできると見なしたワインでも、最良の樽からのみ
厳しく選別される。

1975年、1976年、1980年といった秀逸な年には、樽の20％が排除された。
1979年のような困難な年には、60％のワインがはずされた。
手に負えないヴィンテージでは、イケムとして売るのにふさわしくないと
判断された。これほど無情な選別過程をとり入れているシャトーはない。
芳醇さが少しでも失われることを恐れて、決して濾過処理を行わない。

どのヴィンテージを飲んでも、裏切られることのない真摯な姿勢。。。
1973年のようなミレジムでも素晴らしい熟成を遂げているでしょう。

平均樹齢：30年、密植度：6500本、平均産出量：8hl/ha
育て方：発酵と42ヶ月間の熟成はオーク樽で行う。

品種：セミヨン80％、ソーヴィニョン・ブラン20％
白ワイン　甘口　定温輸入品　定温保管　750ml　ノンリコルク

※長期熟成によりコルク上にはカビがございます。綺麗に拭ってください。
40年の熟成でコルクは柔らかくなっています。抜栓にはご注意下さい。