サンテミリオン・グランクリュ1964年

フランスワイン　ボルドー地方　サンテミリオン
●シャトー・オー・サルプ・グラン・クリュ・サンテミリオン1964年　

この地域は紀元2世紀になると古代ローマ帝国によって葡萄が植えられ、
4世紀にはラテン詩人アウソニウスがその実を讃えました。

町の名は、8世紀にこの地の洞窟に隠遁した僧侶「聖エミリオン
(Saint Emilion)」 に因みます。
土壌や地形は醸造に適しており、僧侶たちが販売も行っていたそうです。

13世紀に誕生した自治組織は王から絶大な権限が与えられ、
ワインの品質を守る重要な役割を担っていました。

貨幣を作る事と死刑判決以外はあらゆる権限を認められ、
良い樽には焼印が押され、厳しい審査に通らなければ町の広場で
樽ごと焼き捨てされ、その作り手は棒で叩かれ罰せられたといいます。

中世に盛んになったサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の途上に
立ち寄った旅人たちに評判となり、名産地として知られるようになりました。

オーサルプはリブルヌの敏腕ネゴシアン、J・ジャヌエックス社が所有。
ジャヌエックス家の名を冠したシャトーは、
他にクロ・デ・リタニー(ポムロール)Ch.カステロ(サンテミリオン)、
Ch.ラ・クロワ、Ch.クロワ・サンジョルジュ(ル・パンの隣)など。

この地区で最も美しいシャトーといわれ、
メルロー主体ながら色調が濃くタンニンが強いといわれます。

60年経過してどのような味わいになっているでしょうか。
液面は高くコンディションは良さそうです。２本だけの限定入荷。

赤ワイン　品種メルロー、カベルネフラン主体


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