蔵出しシャトー・ディケム2006年産(750mL)

フランス　ボルドー地方　
ソーテルヌ・プルミエクリュクラッセ

●シャトー・ディケム2006年

この地区の第一級シャトーに囲まれ、畑を見下ろす丘に広がる。
1785〜1997年までの間、このシャトーは一つの家族によって大切に
所有されて続けており、アレクサンドル・ド・リュル・サリュース伯爵は
1968年に叔父からシャトーを引き継ぎました。
1997年にモエ＝ヘネシーに売却されても、伯爵が管理人です。

近隣の畑に比べ優れている理由は、独自の微気候を伴う完璧な立地条件、
97kmにも及ぶパイプを用いた精巧な排水システム、
経済的損失を考慮せず、狂信的とも言える執念。。。

１本の木からグラス１杯しかつくらないと語られ多くの場合、
イケムに6〜8週間滞在し、最低でも4回は畑をまわる150人もの
グループによって、ブドウが完璧に成熟するのを待ち一粒一粒摘まれます。

飲み頃になるには15年以上が必要であり、
偉大な年は50年以上、驚くほど新鮮で生き生きとしています。

ワインは新樽の中で3年以上かけて熟成され、全収穫量の20％が蒸発により失われる。
伯爵が瓶詰めできると見なしたワインでも、最良の樽からだけ厳しく選別される。

1975年、1976年、1980年といった秀逸な年には、樽の20％が排除された。
1979年のような困難な年には、60％のワインがはずされた。
1978年のような手に負えないヴィンテージでは、85％のワインが売るのにふさわしくないと判断された。

芳醇さが失われるような濾過も行わなず、どのヴィンテージを飲んでも、
裏切られることのない素晴らしく真摯な姿勢が感動を呼ぶ。

将来有望なノーズはローストしたヘーゼルナッツと
混ざり合ったクレーム・ブリュレ、ヴァニラビーンズ、
蜂蜜、オレンジマーマレードを想わせる。

フルボディで力強さはあるが、つつしみの感覚もあるし、
より節度あるスタイルをしている。重みも感じられるが、
舌触りは印象的で純粋さは非の打ちどころがない。

2006年はパーカー98点という素晴らしいミレジムとなりました。

平均樹齢：30年、密植度：6500本、平均産出量：8hl/ha
育て方：発酵と42ヶ月間の熟成はオーク樽で行う。

品種ブレンド比：セミヨン、ソーヴィニョン・ブラン

白ワイン 極甘口　定温輸入品